やしお

ふつうの会社員の日記です。

伊東ひとみ『キラキラネームの大研究』

https://bookmeter.com/reviews/110423000
「研究」というより事例紹介と軽い考察だった。新潮新書というレーベルとしては正しい軽さかもしれない。第二次大戦の敗戦・GHQ占領政策の中で、漢字使用の大幅な簡略化(5万字から1850字の当用漢字への縮小)で、漢和辞典的な漢字の規範から断絶して、それが3世代(団塊Jr世代)目になると定着して90年代半ばに彼らが親になってキラキラネームが流行し始めた、という見立てはなるほどという気もする一方、海外でも名付けが多様化して珍名が増えているという話とどう繋がるんだろうという疑問も残る。