やしお

ふつうの会社員の日記です。

木村泰司『印象派という革命』

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芸術運動も時間軸と空間軸の両面で文脈を考えると、どういう意味でその当時は革新的だったかがはっきりして、印象派についてその辺を解説してくれる。画商も個展もなく、ネットもない時代に、自分の絵を世間に認めてもらうにはサロンに受かるしかない。ただアメリカという外部が出てきたおかげでサロンに頼らずに生計を立てる道が出てくる。ちょうど女性が画家を職業にし始める時代とも重なっていて、結婚で画家のキャリアを諦めた人、結婚しても夫が支えて画家を続けた人、結婚を諦めて画家を続けた人それぞれが登場する。

印象派という革命 (ちくま文庫)

印象派という革命 (ちくま文庫)